第2回 マグカップコレクション「飾り棚」
●大変お世話になっているお客様が、御家族で集めらたり、海外出張の多いご主人様が出張先で手に入れられた貴重なマグカップなどのコレクションをディスプレイする「飾り棚」を作らせていただきました。
●横幅は少々広めですが、マグカップ以外にもいろいろと応用できると思いますので、今回の課題としてご紹介させていただくことにしました。横幅などの寸法は設置する場所などに合わせて調整可能です。
★「飾り棚」ですので、ご家族以外の方にも見ていただくことを想定し、手作り感も出しつつちょっとしたところに気を使うのがポイントです。それでは Let’s Charrenge DIY!
前回よりも少しだけ 作業が多いのかな?
SteP.1 材料をカットする
各パーツを以下の寸法にカットします。
(※STEP1の①から⑧までの数字は以下に掲載した展開図の数字です)
①② 棚板を左右で支える側板(2枚):幅140mm✖高さ540mm✖厚み19mm
(※左右で必要なので2枚カットします)
③ 底板(最下段)(1枚):幅130mm✖長さ1462mm✖厚み19mm
(※最下段の棚およびこの「飾り棚」の底部を支える底板の役目も果たします)
④⑤ 棚板(2枚):幅120mm✖長さ1462mm✖厚み19mm
(※3段の棚の上から1段目と2段目の棚板です)
⑥ 棚の背面に縦に張る杉羽目板(11枚):幅130mm✖長さ(高さ)512mm✖厚み9mm
(※羽目板は並べて張りやすいように隣の板と接する部分が溝と出っ張った形状になっているものがホームセンターなどで手に入ります)
⑦ かさぎ(1本):幅38mm✖長さ1462mm✖厚み19mm
(※棚の背面に張る杉羽目板の上部に取り付け強度の確保と見栄えを良くします。)
⑧ 前かまち(3本):幅25mm✖長さ1462mm✖厚み19mm
(※各棚板の前面に付け、棚の上のものの落下を防止します。棚板の最前面の装飾にもなります。)
よく見たら一つ一つの作業は案外簡単かも!
SteP.2 材料を加工する
パーツを組み立てる前に各パーツに必要な加工をします。
(※STEP2の①から④までの数字は以下に掲載した図の赤丸の数字です。)
①かさぎを図のようにミゾツキ機でカットします。(網掛けの部分をカットします。)
(※かさぎは背板の上端を隠し、見栄えを良くするだけでなく強度も高めます。)
②下段床を図のようにミゾキリ機でカットします。(網掛けの部分をカットします。)
この加工を省略すると上と下から見たときにあまり美しく仕上がらないのでやった方がいいよ。
完成度を重視してほしいけど、ミゾキリ機が無い場合は、トリマーでも加工出来るよ❗」
③側板の角を図のように丸のこまたはのこぎりでカットし、サンダーで角を丸く加工します。(左右で2枚)
(※まるのこやサンダーがない場合は、手のこや木工用ヤスリ、サンドペーパーなどで代用できます。)
④前かまちを図のようにトリマーのギンナンビットで加工します。(3本)
(※各棚板の前面に付け、棚の上のものの落下を防止します。棚板の最前面の装飾にもなります。)
teP.3 組み立て前の塗装
きれいな仕上がりのためにパーツを塗装しておきます。
①背板(杉羽目板)を白く塗ります。
(※今回はお客様のお宅の雰囲気に合わせてエイジング加工(サンドペーパーなどで塗料をほどよく削り落とし、何年も使い込んだような風合いにすること)を施します。)
②背板(杉羽目板)の塗装が乾いたら、サンダーを使って塗装を落とします。
③棚板、底板、側板、前かまち、かさぎなども塗装します。
SteP.4 組み立てる
加工、塗装したパーツを組み立てます。
①初めに側板と床板、側板とかさぎを組み立てビス止めし、背板(杉羽目板)を背面からビス止めして行きます。(※かさぎはボンドを付け隠し釘で止めます。)
②棚板の1段目、2段目もビス止めします。
③背板(杉羽目板)を各棚板に裏綿からビス止めします。
④各棚板の前面にかまちを付け、塗装を整えれば完成です。
やった!
苦労した甲斐があったね。
ご相談・お見積もりは無料です。