第3回 めがねスタンド
●最近はいろいろなめがねを複数持っている方も多いのではないかと思います。自分もふだん使うめがねや運転するときのサングラスなどに、先日新しく購入した乱視用のめがねなどを入れると、気が付いたらめがねの数が4つや5つになっていました。
●しかも自分の場合、それらのめがねが机の上やテーブルの上に散乱しており、あまり雑に扱うと壊れるのではないかということも気になり、どうしたら簡単に整理できるのかが悩みの一つでもありました。
●今回は、そんな自分の悩みを解決することも可能な、たくさんのめがねを整理できるめがねスタンドを作ります。
●手間や材料に余裕のある方は、ひと手間加えてグレードアップすればペンや小物も入る、マルチめがねスタンドにすることもできます。
★手近にある材料を使って低コストで作りますので、販売されている製品とは一味違う素朴な手作り感やワイルドさが魅力です。それでは Let’s Charrenge DIY!
展開図
まずは基本形を手近にあるもので作ってみよう。
SteP.1 2本の柱を準備する
上記の展開図の❶と❷の柱を作り、接続します。
① 二本の柱のうち、後ろ側の柱となる木材❷(今回は集成材を使います)を25mm✖45mm✖565mmにカットします。
② 上記の①でカットした木材の角を取り、滑らかにします。
(※ここではトリマーを使いますが、サンドペーパーでもかまいません。)
⑤ ❷はホームセンターのガーデニング売り場などにおいてある杭(くい)です。今回作るめがねスタンドでは、この杭(くい)を使ってみます。
だいたい直径が6cmくらいです。❶の木材と組み合わせ、土台に取り付ける部分が平らになるようにカットし長さが57.5cm程度になるようにします。
SteP.2 台になる部分を作る
上記の展開図の➌の台となる部分を作ります。寸法は以下の図に合わせるようにしましょう。
② 角もまるめ滑らかな面にします。
(※ここではサンダーを使いますが、なければサンドペーパーでもかまいません。)
SteP.3 二本の柱と台を接続する
次は、二本の柱と台の接続です。
① どこにビスを打つか、裏表にマークを付けて、二本の柱の位置とずれないようにビスで止めます。
SteP.4 めがねをかけるフックをつける
めがねをかけるフックをつけていきます。フックには、直径12mmの丸材を使います。❶と❷の二本の柱の両方に丸材のフックをつけます。
① ❶と❷の柱に、丸材を差し込む穴の位置にマークを付けます。ここでは穴の中心と中心の間隔が55mmになるように高さを調整します。
② ❷の柱にはめがねが鼻にかかる部分の位置を決めます。丸い柱の中心に目印(スミ)を付け、
❶の柱のマークの高さに合わせて、水平に❷の柱にも55mm間隔でマークを付けます。
③ ❷の柱につけたマークに12mmのドリルで横向きに穴をあけます。全部で5つ穴をあけます。
(※いきなりドリルで一気に貫通させるのは少し難しいので、まず左右から12mmのダボ穴用のドリルで下穴をあけ、そのあとそのダボ穴の位置に12mmのドリルで貫通させるように穴をあけます。)
④ ③であけた穴に、長さを190mmに切りそろえた丸材を差し込んでいきます。
⑤ ❶の柱につけたマークにダボ穴用のドリルで穴をあけます。
⑦ 次はSTEP1の④であけたダボ穴に木工用ボンドを入れてダボを入れます。
SteP.5 塗装をして完成
最後は塗装をして完成です。(※ここでは茶色に塗りました。イフなどで削るなどしてサイズを調整します。)
SteP.6 グレードアップ編
ここからはひと手間加えたグレードアップ編です。
めがねだけでなく、ペンやちょっとした小物も収納できるようにしてみます。
ここでは以下の図面の部品を使いますが、好みによっていろいろアレンジ可能だと思います。余裕と材料の余りがあったらチャレンジしてみてください。
グレードアップ編に使うパーツを作ります。直径18mmと12mmの丸材を使い、上記の図面に合わせて加工します。
① 直径18mmの丸材に図面の通りにダボ穴をあけます。
② ①であけた穴に木工用ボンドを入れ、長さを120mmに切りそろえた12mmの丸材を入れます。
③ めがねスタンドの台の部分に、②の丸材に合わせて12mmのダボ穴をあけ、②で作ったパーツを差し込みます。
④ 上記の図面に合わせてカットし組み合わせてT字にしたパーツも、台に12mmのダボ穴をあけて差し込みます。