藤沢市鵠沼桜ヶ丘アパート 浴室リフォーム
ご依頼の内容
父親の代から大変お世話になっているお客様(大家様)からのお仕事の依頼です。
場所は鵠沼桜ヶ丘という風致地区(※)に位置し、その敷地内にあるアパートの工事です。
お電話の内容は、アパートのお風呂の入口枠付近からアリが大量に出たとの話で、
その電話をいただいた次の日の朝に現場調査としてお伺いいたしました。
かなり古い建物のアパートで、お風呂ももちろん、タイルの在来工法の浴室(※)です。
在来工法のデメリットとユニットバスのメリットをお客様(大家様)と、お住まいの方に説明しました。
・在来工法のデメリットは、まず防水機能が劣っているということ。
・逆にシステムバス(ユニットバス)のメリットは、防水機能に優れていて、
工期も短く、コストも在来工法より安く済むということ。
・何よりも、工事をすることによって浴室を解体後、腐食部、柱、土台など交換可能であること。
・防蟻剤施工可能という、絶対必要な処理工事などの説明をしました。
その日、その場で着工の方向で決まりました。工程など打ち合わせ後着工です。
作業概要
●柱、土台などボロボロです。やはり白アリ(※)です。
●腐食部分を交換、埋木処理などをして、最後に防蟻材で白アリを退治しました。
●そしていよいよユニットバス設置です。
設置するのはマンションやアパート向けのユニットバス、TOTOリモデルバスルームWHシリーズSタイプです。
工事を終えて
●大家様とこのアパートにお住まいの方には、大変喜んでいただきました。
●このアパートにお住まいの方には、今後安心して快適なバスタイムを楽しんでいただけると思います。
用語解説
【風致地区】
ふうちちく。都市計画区域内において風致を維持するため、工作物の構築、除却、宅地の造成、
竹林土石の類の採取等を禁止、または制限された地区で都市計画方に基づいて指定される。
【在来工法の浴室】
床や壁の防水性を考慮しながら、モルタルとタイルで仕上げる方法であり、最大の特徴は自由にスペースに合わせて作ることができる点。在来工法による浴室は現場で作るのでそれぞれ家庭における形状や空間に合わせた浴室にすることが可能。
【白アリ】
シロアリ(白蟻)は、昆虫綱ゴキブリ目シロアリ科 (Termitidae) 、あるいはシロアリ目の昆虫の総称。
主に植物遺体(木材なども含む)を食べる社会性昆虫である。熱帯から亜寒帯まで、
陸上のほとんどの地域に分布するが、熱帯に種数が多い。いわゆる蟻塚のほとんどは、
シロアリによって作られる。シロアリにはヤマトシロアリ、イエシロアリのような下等シロアリと
キノコシロアリのような沖縄以南に分布する高等シロアリがある。家屋に被害を与えるのは下等シロアリである。
(写真はイエシロアリ)
木造家屋などに棲みつき木材(場合によってはコンクリートやプラスチック、
動物の死骸なども食い荒らすこともある)を食い荒らす害虫として忌み嫌われるが、
自然界においてはセルロースの分解に携わる重要な働きを持つ。
近年ではシロアリの消化器官内の共生菌によるセルロース分解プロセスがバイオマスエタノールや
バイオガスの製造に役立つ事が期待され、研究が進められている。
ご相談・お見積もりは無料です。