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施工事例

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光るセンスと工夫の木製可動式フェンス

ご依頼の内容

藤沢市は今、大規模な開発が急速に進み、いたるところに活気が溢れています。藤沢駅に並び湘南地域を代表する辻堂駅でも、新たな住宅地はもちろん、東京ドーム36個分の敷地にシネコンを含む281店舗が出店する大規模商標施設のテラスモール湘南や、30を超える診療科目と400以上の病床数を持つ徳洲会病院、さらに法務局、パスポートセンターなどの行政サービスも充実し、周辺に住む人々の生活は、ここ数年の間に飛躍的に便利になりました。

そんな劇的な変化を遂げている辻堂駅の北側、駅からもほど近い城南エリアにお住まいのI様というお客様から、お仕事のご連絡をいただきました。

このI様は、実は7年ほど前からお付き合いをさせていただいている当社にとっては最も大切なお客様の一人です。そもそもI様にはじめてお目にかかったのは、当社がまだ今の社名に変わる前、神成建設という名前ではじめて広告を配布させていただいたところ、最初にお仕事のご連絡をいただき、大慌てでご自宅に伺ったときでした。大変ありがたいことにI様にはそれから現在まで当社が大変お世話になるばかりですが、暖かいお付き合いをいただいています。

 

●駐車場スペースに木製のオリジナルフェンス(門扉)を設置

今現在、道路側に、まずアルミの伸縮門扉があり、それを開けて入ると駐車スペースがあり、右側に住居、そしてさらに奥はレンガ敷の床も含めた庭という配置です。その駐車スペースと庭の間の仕切り部分として木製オリジナルフェンス(門扉)が欲しいとのことです。

<図の赤い部分>

●防犯とビジュアル的なワンポイントとしても

なぜ新しく木製のオリジナルフェンス(門扉)が必要なのかお尋ねしたところ、たとえば何かI邸に用事のある方が玄関のチャイムを押すためには、一旦アルミ伸縮フェンスを開けて、玄関脇のチャイムを押す必要があるので、日常的に門扉には鍵が掛かっていないのだそうです。しかし、それではそのまま庭の方まで何の障害もなく立ち入ることができてしまうので、防犯上は大変物騒な状態です。そのため直接庭まで立ち入ることができないように新たなフェンス(門扉)を設置し、門扉を二重構造にするという結論に至ったのだそうです。

また、せっかく設置するのであれば、草花などを眺めて楽しんでいる庭の景観の一部にもなるので、できれば見栄えの良いものにしたいというご希望もあったため、そのスペースに合わせた木製のオリジナルフェンス(門扉)が良いだろうということになったとのことです。ご要望の内容や背景などが大変良く分かりました。他ならぬI様のご依頼です。もちろん二つ返事でお引き受けしました。

 

作業概要

●勾配に対応可能な構造は?

作業に取り掛かる前に門扉の形、寸法、機能性についてお客様の考えをお聞きしました。

I様は、幅700mm、幅1720mmの左右非対称な観音扉式の門扉をお考えでした。しかし現場を良く調べたところ、床(スラブ(※①))の設置場所から道路側にかけての下り勾配がきつく、2枚観音扉だと開ききったときに扉の下部に取り付けた戸車が宙に浮いてしまいます。

そこで1枚は開き戸で、あとの2枚は折戸の折戸式門扉を提案しました。

これであれば開ききったときでも戸車が床(スラブ)から離れることもなく、開け閉めの動線に戸車がうまくついて行きます。あとはデザインです。縦ボーダー(縦に木材を並べて組む)、横ボーダー(横に木材を並べて組む)、ラティス式(斜めに交差させるように木材を組む)の3種類の中から、横ボーダーを選んでいただきました。使用する材木は、耐久性とコストパフォーマンスに優れたレッドシダー(※②)をご提案し決定しました。

●着工です。まず柱を両端に2本立て、床に金物、アンカーを打ち込み、きっちり固定しました。柱の寸法(太さ)は90mm×90mmです。

●門扉の寸法は、幅850mmの折り戸を2枚、幅700mmの開き戸を1枚、高さは1300mmです。扉の下部に付けた戸車は360度回転することができ、ロック(固定)も可能です。また、落とし棒(※③)も付け、開けた状態で少しくらいの風が吹いてもびくともしない仕様にしました。

●あとは、塗装です。色は木目を生かしてキシラデコール(※④)を使用。多少赤味のある茶色のマホガニー色に決まりました。

工事を終えて

●床に敷き詰められたレンガと緑も鮮やかな植木たち。おしゃれな庭の手前に設置された新しい木製のオリジナルフェンス(門扉)がアクセントになり、新しいバランスで演出された美しい庭園のような仕上がりになりました。

●お客様が、初めから具体的なイメージをお持ちで、そのイメージについての思いや目的などを詳しくわかりやすくお話いただけたので、お客様と同じイメージの仕上がりを目指して共同で作業をさせていただいているような大変楽しい工事になりました。

●勾配に対する対応策や風にあおられないような工夫など、お客様がなかなか気づかないことについて、お役にたてたことは自分でも大変嬉しく思います。これからも私の経験がお客様のお役に立てるように一層勉強していきたいと思います。

 

お客様の声はこちらからご覧いただけます

用語解説

※①スラブ

建築では、床構造をつくり、面に垂直な荷重を支える板である。コンクリートでつ

くられているものを特にコンクリートスラブという。

本来の英語では、石版、箪笥の背板など、さまざまな板状のものを意味する。

下階がある場合は、上階と下階の間が床スラブとなる。下階がない場合は、基礎の最上部に打設される基礎スラブとなる(基礎スラブを床スラブと区別することもある)。

※②レッドシダー

カナダ西海岸ブリティッシュコロンビア州を中心に生育し、針葉樹の中では最も耐久性の高い材木。

※③落とし棒

門扉の下端部に取付けることにより門扉を固定する落とし錠の部品のこと。

基本は落し棒ガイド、落し棒受け金具と合わせて三点で使用される。

※④キシラデコール

日光や風雨に強い耐候性顔料の効果で鮮明な色が長持ち、長期間木材を保護する。木材に浸透し、表面に余分な塗膜を作らず木の通気性を保つため木の呼吸を妨げ

ない。塗膜を作らないので、塗り替えの際もごみやほこりを落とすだけで上塗りすることができるなど、メンテナンス性に優れる。木材の内部に浸透し、内部から防腐・防カビ・防虫効果がある。

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