鎌倉市今泉台F様邸サッシ入れ替え工事
ご依頼の内容
桜、新緑、紅葉など四季折々の自然に癒され、
鎌倉の寺社・旧跡、自然と歴史に囲まれ、ゆったりした鎌倉ライフを
楽しめる住宅地、今泉台。その今泉台のお客様からの仕事の依頼です。
2020年の夏に戸建てを購入後からお付き合いさせて頂いていて、
今回は1Fサッシ4カ所の入れ替え工事です。建付けが悪く、戸が
閉まりきらず隙間風が入ってきます。冬はかなり寒いと思います。
そしてこの時期に公益財団法人北海道環境財団が取り扱う補助金で
※二酸化炭素排出抑制対策事業等補助金の公募期間中でもあるので
その補助金を利用しての工事になりました。
作業概要
既存のサッシ4カ所すべて雨戸付引違い窓のタイプなので、
新規のサッシも雨戸付引違い窓のタイプの入れ替えで。
補助対象となる要件としては、高性能建材、居間の窓全部ということなので、
洋室3カ所和室1カ所で、グレードはM3、製品名はサーモスL Low-E(Ar)W3
を入れることになりました。
1カ所のサッシ交換の流れは、既存解体→木下地工事→サッシ枠部取付→雨戸部取付
建具取付→サッシ廻り工事です。
中工事は4カ所すべて取付後の順番です。
勿論、住まれているので一日一カ所取付まではノルマです。
洋室は元々和室で、床はフローリングですが、壁は※真壁です。
なるべく部屋側の壁はコスト面も考えるといじらず、納まりとしては、洋室3カ所共アングル無し
のサッシにして、
窓枠はラワン材でケーシングの納まりにしました。
和室に関しても、畳をやめ、次回の工事でCF仕上げにするとの事で、
なおかつ、外壁面に断熱材を入れたいとの希望なので、既存の※京壁を落として
中に断熱材を入れ、壁は※大壁になります。なので和室は固定枠の納まりです。
(※中工事は次回の工事です)
外部のサッシ廻りの仕上げは、既存サッシを取り外す際、※グラインダーで
必要最小限にモルタルをカットし新規取付後、モルタル打ち、肌合わせ。
塗装はサッシ交換面2面の1Fのみの塗装です。次回の工事で全面を予定してます。
室内のサッシ枠も塗って完成です。
あとは必要写真、書類などお客様にお渡しして引渡です。
工事を終えて
工事の期間中が冬という事で、工事着工前と完成後の部屋の
暖かさが全然違う事をとても実感せれている様です。
補助金も利用できて、とてもタイミングの良い工事になりました。
用語解説
※二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金
既存住宅において、省CO2関連投資によるエネルギー消費効率の改善と低炭素化を総合的に促進し、
居間(日常生活の中心であり、家族全員の在室時間が長い居室)に高性能建材(窓)を用いた断熱改修を支援する。
※真壁
柱や梁を露出させて仕上げた内壁です。和室に多く採用されてます。
※京壁
左官塗り壁のひとつで、京都を中心に発展した上塗り工法です。
土壁の一種で、表面が砂状でざらざらした仕上がりです。
※大壁
柱や梁を壁の内部に隠した内壁仕上げです。
仕上げにクロスなどを使用します。